2012年05月11日

開示会計を学ぶ:<有価証券報告書作成演習問題編>第18回「セグメント情報の作成演習」



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         ■ 公認会計士 児玉厚 ■
          ブログ〜開示会計を学ぶ〜
             【演習問題】
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平成24年5月10日(木曜日)


● 今週の「開示川柳」へのプロローグ

 最近ツイッターで経理の方や会計士の方のコメントを読んでいる。

 経理現場は、年度決算の監査対応で疲弊し、会計士も監査法人の
審査をクリアーする為に休日返上で監査業務をしているようだ。

 時々「開示川柳」をツイートする。

 「税効果 ホントに効果 あるのかな?」

 「あ〜経理 春が来ないで 梅雨明ける」

 リツイートされるところを見ると、同感に感じる
会計人が少なくないということかも知れない。

 会計人の多くはこの「決算ストレス」に苦しんでいる。

 膨大な時間とコストをかけて、開示書類を作成することは
投資家の保護に値するのだろうか?
 
続きは編集後記にて、、、

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● 今週の開示実務演習の考察
  : <演習問題編>
    第18回「セグメント情報の作成演習」
 参考文献:「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)

● 今週の「開示川柳」
 
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● 今週の開示実務演習の考察
 第18回「セグメント情報の作成演習」

参考文献:「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)

【今回の演習作成の目的】


1.「セグメント情報注記」の作成手順を理解する。

2.セグメントに関する「業績等の概要」「生産、受注及び販売の状況」及び
 「財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の作成手順を理解する。



<初級編、中級編、上級編>
 下記よりダウンロードして下さい。

問題編
「問題編のURL」

http://yosankaikei.otoku21.info/12.05.10mondai.text18.kaijikaikei.pdf

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 また、開示実務に携わる皆様からの問題・解答の投稿も是非
よろしくお願いします。


● 今週の「開示川柳」

 最近ツイッターで経理の方や会計士の方のコメントを読んでいる。

 経理現場は、年度決算の監査対応で疲弊し、会計士も監査法人の
審査をクリアーする為に休日返上で監査業務をしているようだ。

 時々「開示川柳」をツイートする。

 「税効果 ホントに効果 あるのかな?」

 「あ〜経理 春が来ないで 梅雨明ける」

 リツイートされるところを見ると、同感に感じる
会計人が少なくないということかも知れない。

 会計人の多くはこの「決算ストレス」に苦しんでいる。

 膨大な時間とコストをかけて、開示書類を作成することは
投資家の保護に値するのだろうか?

 むしろ合理的なコスト範囲の中で、スピーディーに開示書類を
作成してほしいと思っているのではないか。

 細かいところはできるだけ簡素にし、本当に重要な点に絞って
厳格に監査をしてほしいと願っているのではないか。

 有価証券報告書の第5経理の状況では、選択した会計方針が
記載されている。

 しかし、「重要性基準」は開示されていない。

 例えば、過去の会計処理の誤りを発見した場合に、過去に遡及して、
訂正報告書を出すべきかの否かの重要性基準は、開示業務に大きな
影響を及ぼす。 むしろ個別に判断するとしたら、その基準は
投資家に開示されないことになる。恣意性が介在する可能性すら
ありうる。

 あくまで私見だが、「重要性基準」を開示すべきではないかと
考える。

「 当社は、合理的なコスト範囲内で適正な開示を確保する観点より、
 過去の誤謬について遡及修正すべきか否かの重要性基準を
 原則として、下記のように定めております。

 次に該当する場合は、原則として過年度遡及修正又は訂正報告による
遡及修正を行います。

1.当該過去の誤謬金額が税金等調整前当期純利益の●%を超え、
  かつ●百万円を超える場合
…略…
 なお、必要に応じて追加情報等で誤謬内容を開示します。」

 もし、可能であれば、経理の方と会計士の開示業務負担は大幅に
軽減されるのではないか?

(でも、反射効果として、該当した場合は
必ずやることにはなってしまうが…。)


<今週の開示川柳>


   「 重要性 基準は開示 すべきでは?」


【有価証券報告書作成演習の評価コメント例】

(例:会計コンサル会社の方のコメント)

@問題はポイントを絞った簡素なものなので解きやすかった。

A問題ごとに解説が付いているのが秀逸だと思った。
  類書がいくつかあるが、これらには十分な解説がないので。

B問題ごとに「私見」があり、これが分かりやすく参考になった。

Cそれぞれの問題のポイントを紙1枚にまとめたサマリがあればと
  感じた。

(例:経理管理者の方のコメント)

 特に感じたことは、学習の仕方として、理論を講義や本を読んで
学習するのではなく、繰り返し演習することで理解させていくと
いう方法をとられていることについては、非常に良い方法である
と感じました。

  実際、会社でもOJTが一番身に付く方法であることは明白ですし、
担当できない場合でもOJTに近い形で学習させるのが有効であると
思います。

(例:上場会社CFOの方のコメント)

「何とすごい(=実務に役立つ)練習問題だこと」


<メッセージ>

 自転車に乗れるようになるのに、
本を読んで乗れるようになった人はいないでしょう。
 反復の練習により、ある日乗れるようになったはずだと思います。
 開示業務も同じはないでしょうか。

 違う点は、開示業務は法令改正等で「自転車の型」がどんどん
変わって行く点です。

 開示書類は公表されるものなので、1箇所でも間違えることが
許されません。(訂正の防止)
 完全な理解を常に追及することが求められます。

 しかし、経理の方に本当に求められる能力は、経営者が期待する
「問題解決能力・判断力」でしょう。
従って、開示業務を他の経理スタッフへ移管し、進捗を管理する
ようになっていかなければなりません。

その為には、「共通理解のための教育基盤」が必須と考えます。

 皆さんと一緒に、新たな公正開示実務慣行を創って行ければ
と思っています。

下記の点、遠慮なくメールでご質問下さい。

 ・問題のご評価
 ・不明点
 ・改善すべき点
 ・問題のアイディア
 ・開示業務の悩み
 ・開示川柳のアイディア
 ・その他


【関連新刊書籍】

 予算キャッシュ・フロー計算書の作成過程を演習形式で解説した
新刊書籍が3月30日に出版されました。

  「予算会計」(清文社)

著者  会計士・税理士 児玉 厚・海崎雅子
価額:2,520円(税込)

「はじめに」抜粋
http://yosankaikei.otoku21.info/2012.3yosankaikei.hajimeni.seibunsya.pdf
       ↓
<上場会社のCFOからのコメント例>


  お言葉で100%同感、心に刺さりました。

1 経理に本当に求められるのは「問題解決能力・判断力」

2 経営者は「過去」ではなく、99%「将来」の方向を向いている。

 (中堅以降の「経理屋」さんは、「過去」の正確な記帳・処理
  だけの呪縛から、的確に「将来」を考える割合の多さが能力の差)

3 「経営者」「経理」「会計専門家」の「夢のトライアングル」


メルマガ「予算会計を学ぶ」で割引購入のご案内やご質問への対応・演習講座予定。
http://yosankaikei.blog.fc2.com/


 最後までお読みいただき、ありがとうございます。


                     公認会計士 児玉 厚
posted by 児玉厚 at 19:45 | Comment(0) | セグメント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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