2012年05月26日

開示会計を学ぶ:<演習問題編>第20回「税効果会計の作成演習(その1)」



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         ■ 公認会計士 児玉厚 ■
          ブログ〜開示会計を学ぶ〜
             【演習問題】
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平成24年5月25日(金曜日)


● 今週の「開示川柳」へのプロローグ


 先日、大学時代の友人の娘さんの就職活動の話を聞いた。
 
 「今の学生の就職活動がここまで過酷なものなのか?」
ということを知って、本当に驚いた。

 ツイッターで若い会計人のコメントをよく読んでいる。

 経理現場や会計士の「サイレントな悲鳴」がそこにある。

 「若い人達が将来に夢を持ていない」世の中ほど
不幸なことはないのではないか。
 

続きは編集後記にて、、、

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● 今週の開示実務演習の考察
  : <演習問題編>
第20回「税効果会計の作成演習(その1)」
参考文献:「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)

● 今週の「開示川柳」
 
●6月23日(土曜日)の第3回 「予算会計演習講座」の御案内
出版記念 「予算会計」(清文社)<共著>

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● 今週の開示実務演習の考察

第20回「税効果会計の作成演習(その1)」

参考文献:「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)


【今回の演習作成の目的】


1.「税効果会計」と「税務申告書」の流れを理解する。(基礎編)



<初級編、中級編、上級編>
 下記よりダウンロードして下さい。


問題編
「問題編のURL」
http://yosankaikei.otoku21.info/12.05.25mondai.text20.kaijikaikei.pdf

 解答はメルマガ読者向けに配信しております。
 是非、お気軽にメルマガご登録下さい。


※<メルマガ運用上の留意点>

 「開示書類作成理論が世の中に存在していないこと」
 「公正な開示書類作成実務教育を一緒に創造していくこと」
 等より、
 問題や演習についての疑問点・誤りの指摘等のご助言については
遠慮なくメールいただければ幸いです。
 また、開示実務に携わる皆様からの問題・解答の投稿も是非
よろしくお願いします。


● 今週の「開示川柳」


 先日、大学時代の友人の娘さんの就職活動の話を聞いた。
 
 「今の学生の就職活動がここまで過酷なものなのか?」
ということを知って、本当に驚いた。

 ツイッターで若い会計人のコメントをよく読んでいる。

 経理現場や会計士の「サイレントな悲鳴」がそこにある。

 「若い人達が将来に夢を持ていない」世の中ほど
不幸なことはないのではないか。

 開示の複雑化・大量化、監査の厳格化、内部統制、四半期
開示、EDINET化など様々な開示制度の変革が行われて
来た。

 でも、株式市場は成長したのだろうか。

 日経平均は長期の低迷が続いている。

 開示負担だけが増えただけで、
「誰も幸せになっていない」のではないか?

 アングロサクソンが作った開示制度だが、アジアの文化、
日本の文化に根差した、みんなが幸せになる「新たな開示制度」が
構築されるべきではないかと思う。

 日本の個人貯蓄は200兆を超えるが、株式市場に向かっていない。

 株式会社は、少額の零細資本を集めてビジネスを展開する制度だか、
この機能が失われている。

 開示制度は機関投資家(法人)に向けられている。


 「物」の時代から「心」の時代に変化している。

 インターネットを通じて、世界中で価値観を共有する時代に入っている。

 「法人」の時代から「個人」の時代に変化しているのだ。

 開示制度も「個人の心をいかにつかむか」に視点をおくべき
ではないか?

 私的な提言を二つコメントしたいと思う。

 一つは、「多言語でシンプルに!」。

 世界的に驚異的に売れているアップルのiPhoneやiPpadには
「マニュアル」がない。
  
 「シンプル」なものでなければ世界に普及しないのだ。

 監査法人に在籍した時代、審査で会社法(当時は商法)の事業報告や
計算書類はチェックできるが、有価証券報告書はとてもチェックする
気にならなかったことを覚えている。
会計専門家からみて見る気になれない有価証券報告書を個人が見る
はずがないと思う。

 「機関投資家向け」と「個人投資家向け」の2つに分けるのも一案
かもしれないが、

「シンプル」にし、「スマホでナチュアルに見れるもの」に
すべきだと思う。 英語や中国語などの同時配信は必須だろう。


 もう一つは、「配当を宝くじ方式に!」。

 監査法人時代のオフィスは兜町の東京証券取引所の近くにあった。

まだ、場立ちの人が指で売り買いを指示していた。
 活気があった。あたかも「お祭り」の様だった。

 理由はわからないが、何か惹きつけられる魅力があった。

 でも、システム化でその姿は消えた。

 株式市場には「夢」が必要だ。

 20年前に思っていたことだが、会社法を改正し、配当を
定額方式と「宝くじ方式」を選択できるようにできたらなと思う。

 「宝くじ方式」を採用した場合には、同方式を採用する株主の
配当の総額を特定の株主が受け取ることができる。
 税の恩典も設けられる様にする。

 もし、定時株主総会で社長が当選くじをひいて、発表するとしたら、
個人株主は大いに盛り上がるのではないか。

 「当選配当1億円」!

 会社法上も機会が均等であれば、株主平等の原則には反しないのでは
ないかと個人的には思う。
 
 いずれにしても、
「株式市場が成長し、国民が幸せになるのか?」という
判断基準でこれからの開示制度の改革を行ってもらいたいと思う。


<開示川柳>


「 配当も 宝くじ型で 夢をみる 」



【予算会計演習講座のご案内】

 新!経理力アップ!「予算会計演習講座」

〜「キャッシュ・フロー予算」に基づく
 「人事評価」制度!新組織変革を目指して〜


 新刊の「予算会計」(清文社)<共著>を基礎として
予算会計演習講座を実施します。
一度読んでみて下さい。
 ↓
はじめに
http://yosankaikei.otoku21.info/2012.3yosankaikei.hajimeni.seibunsya.pdf



<進め方>

 1.(Before)
  もし、事前に質問をしたい点がありましたら、
  ご質問をいただくこともできます。

  講義の中でご回答して行きます。

 2.(講座)
  「何故なのか?」「予算実践としての関連ポイントは何か?」
  にフォーカスして解説して行きます。

 3.(講座後)
  オプションで飲み会を行います。フランクな意見交換を
  したいと思っています。

 4.(After)
  電子テキストを配布しますので、繰り返し反復できる。
  受講された方が講師になって、二次活用できる。

  メルマガを通じて、ご質問を受け付ける。
「予算会計を学ぶ」http://yosankaikei.blog.fc2.com/



 是非、ご参加してみて下さい。


★「予算会計演習講座」
(予算キャッシュ・フロー作成演習)のお申込み↓★

   http://yosankaikei.otoku21.info/


講師 公認会計士 児玉 厚

日時 平成24年6月23日(土) 10時〜18時

定員 20名 場所 東京都港区

 早期申込割引制度有


 最後までお読みいただきありがとうございました。

                     公認会計士 児玉 厚



posted by 児玉厚 at 07:38 | Comment(0) | 税効果会計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月18日

開示会計を学ぶ:<演習問題編>第19回「1株当たり情報の作成演習」



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         ■ 公認会計士 児玉厚 ■
          ブログ〜開示会計を学ぶ〜
             【演習問題】
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平成24年5月18日(金曜日)


● 今週の「開示川柳」へのプロローグ

3月決算の上場会社は、決算短信の発表を終え、会社法の監査も
終わり、有価証券報告書の作成の入っていると思う。

 年度開示の中で、実は作業負担の重い開示項目に「関連当事者」がある。

 「子会社の範囲」を「日本」に例えると、「関係会社の範囲」は
「アジア」、そして「関連当事者の範囲」は「世界」ぐらい
広域にわたっている。

 有価証券報告書提出会社と連結子会社が関連当事者との取引を
洗い出し、重要性のある取引を開示することになる。

 ここでやっかいな問題は、「開示属性の変化」だ。
 

続きは編集後記にて、、、

================================

● 今週の開示実務演習の考察
  : <演習問題編>
第19回「1株当たり情報の作成演習」
参考文献:「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)

● 今週の「開示川柳」
 
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● 今週の開示実務演習の考察
第19回「1株当たり情報の作成演習」

参考文献:「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)


【今回の演習作成の目的】

1.「1株当たり純資産」「1株当たり当期純利益」の作成手順を理解する。

2.「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」の作成手順を理解する。

3.「株式分割」の場合の「1株当たり情報」の作成手順を理解する。



<初級編、中級編、上級編>
 下記よりダウンロードして下さい。

問題編
1.「問題編のURL」
http://yosankaikei.otoku21.info/12.05.18mondai.text19.kaijikaikei.pdf

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 「開示書類作成理論が世の中に存在していないこと」
 「公正な開示書類作成実務教育を一緒に創造していくこと」
 等より、
 問題や演習についての疑問点・誤りの指摘等のご助言については
遠慮なくメールいただければ幸いです。
 また、開示実務に携わる皆様からの問題・解答の投稿も是非
よろしくお願いします。


● 今週の「開示川柳」

3月決算の上場会社は、決算短信の発表を終え、会社法の監査も
終わり、有価証券報告書の作成の入っていると思う。

 年度開示の中で、実は作業負担の重い開示項目に「関連当事者」がある。

 「子会社の範囲」を「日本」に例えると、「関係会社の範囲」は
「アジア」、そして「関連当事者の範囲」は「世界」ぐらい
広域にわたっている。

 有価証券報告書提出会社と連結子会社が関連当事者との取引を
洗い出し、重要性のある取引を開示することになる。

 ここでやっかいな問題は、「開示属性の変化」だ。

例えば、関連当事者の範囲の中に、個人主要株主の近親者(二親等内
の親族)が議決権の過半数を所有する会社も含まれる。

 遠方に住んでいる兄の配偶者がたまたま取引のある会社の
株式の過半数を取得した事実なんて把握できるだろうか?

 取引開始時点やその後の取引相手の開示属性変化(株主構成変化等)を
厳格に追って行けるだろうか?

 おそらく「関連当事者取引が適正に開示されている」と断言できる会社は
極めて少ないのではないかと思う。

 また、関連当事者取引を厳密に行おうとすると、膨大なコストがかかる。

 これは経済合理性の観点から、「投資者保護に反する」のではないか?

 むしろ、会社ごとの特性を踏まえた潜在的な不正の手口をリスト
アップし、それをどう防ぐかという内部統制監査として解決して
行くべき問題ではないかと思う。

 
<開示川柳>

「あ〜監査  関連当事者  地獄絵図」


【有価証券報告書作成演習の評価コメント例】

(例:会計コンサル会社の方のコメント)

1 問題はポイントを絞った簡素なものなので解きやすかった。
2 問題ごとに解説が付いているのが秀逸だと思った。
   類書がいくつかあるが、これらには十分な解説がないので。
3 問題ごとに「私見」があり、これが分かりやすく参考になった。
4それぞれの問題のポイントを紙1枚にまとめたサマリがあればと
感じた。

(例:経理管理者の方のコメント)

特に感じたことは、学習の仕方として、理論を講義や本を読んで
学習するのではなく、繰り返し演習することで理解させていくと
いう方法をとられていることについては、非常に良い方法である
と感じました。
  実際、会社でもOJTが一番身に付く方法であることは明白ですし、
担当できない場合でもOJTに近い形で学習させるのが有効であると
思います。

(例:上場会社CFOの方のコメント)

「何とすごい(=実務に役立つ)練習問題だこと」


<メッセージ>

 自転車に乗れるようになるのに、
本を読んで乗れるようになった人はいないでしょう。
 反復の練習により、ある日乗れるようになったはずだと思います。
 開示業務も同じはないでしょうか。

 違う点は、開示業務は法令改正等で「自転車の型」がどんどん
変わって行く点です。

 開示書類は公表されるものなので、1箇所でも間違えることが
許されません。(訂正の防止)
 完全な理解を常に追及することが求められます。

 しかし、経理の方に本当に求められる能力は、経営者が期待する
「問題解決能力・判断力」でしょう。
従って、開示業務を他の経理スタッフへ移管し、進捗を管理する
ようになっていかなければなりません。

その為には、「共通理解のための教育基盤」が必須と考えます。

 皆さんと一緒に、新たな公正開示実務慣行を創って行ければ
と思っています。

下記の点、遠慮なくメールでご質問下さい。

 ・問題のご評価
 ・不明点
 ・改善すべき点
 ・問題のアイディア
 ・開示業務の悩み
 ・開示川柳のアイディア
 ・その他


【関連新刊書籍】

予算キャッシュ・フロー計算書の作成過程を演習形式で解説した
新刊書籍が3月30日に出版されました。

「予算会計」(清文社)著者  会計士・税理士 児玉 厚・海崎雅子
価額:2,520円(税込)

「はじめに」抜粋
http://yosankaikei.otoku21.info/2012.3yosankaikei.hajimeni.seibunsya.pdf
       ↓
<上場会社のCFOからのコメント例>

お言葉で100%同感、心に刺さりました。

1 経理に本当に求められるのは「問題解決能力・判断力」

2 経営者は「過去」ではなく、99%「将来」の方向を向いている。

 (中堅以降の「経理屋」さんは、「過去」の正確な記帳・処理
  だけの呪縛から、的確に「将来」を考える割合の多さが能力の差)

3 「経営者」「経理」「会計専門家」の「夢のトライアングル」



メルマガ「予算会計を学ぶ」で割引購入のご案内やご質問への対応・演習講座予定。
http://yosankaikei.blog.fc2.com/


【予算会計演習講座のご案内】


 上記の「予算会計」(清文社)<共著>についての
予算会計演習講座を実施します。
 
<活用例>

ケース1:演習テキストが電子データが配布されるので、
     反復して、予算編成プロセスを体系的に理解できる。

ケース2:参加者が講師となり、社内予算教育へ活用する。

ケース3:参加者が講師となり、クライアント向けに
    「予算会計演習講座」を実施する。

 是非、ご参加してみて下さい。

★「予算会計演習講座」(予算キャッシュ・フロー作成演習)のお申込み↓★
   http://yosankaikei.otoku21.info/


講師 公認会計士 児玉 厚

日時 平成24年6月23日(土) 10時〜18時
定員 20名 場所 東京都港区

 早期申込割引制度有

 「電子演習テキスト」送付予定。



                     公認会計士 児玉 厚



posted by 児玉厚 at 21:42 | Comment(0) | 株式関係 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月11日

開示会計を学ぶ:<有価証券報告書作成演習問題編>第18回「セグメント情報の作成演習」



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         ■ 公認会計士 児玉厚 ■
          ブログ〜開示会計を学ぶ〜
             【演習問題】
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平成24年5月10日(木曜日)


● 今週の「開示川柳」へのプロローグ

 最近ツイッターで経理の方や会計士の方のコメントを読んでいる。

 経理現場は、年度決算の監査対応で疲弊し、会計士も監査法人の
審査をクリアーする為に休日返上で監査業務をしているようだ。

 時々「開示川柳」をツイートする。

 「税効果 ホントに効果 あるのかな?」

 「あ〜経理 春が来ないで 梅雨明ける」

 リツイートされるところを見ると、同感に感じる
会計人が少なくないということかも知れない。

 会計人の多くはこの「決算ストレス」に苦しんでいる。

 膨大な時間とコストをかけて、開示書類を作成することは
投資家の保護に値するのだろうか?
 
続きは編集後記にて、、、

================================

● 今週の開示実務演習の考察
  : <演習問題編>
    第18回「セグメント情報の作成演習」
 参考文献:「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)

● 今週の「開示川柳」
 
================================

● 今週の開示実務演習の考察
 第18回「セグメント情報の作成演習」

参考文献:「有価証券報告書完全作成ガイド」(清文社)

【今回の演習作成の目的】


1.「セグメント情報注記」の作成手順を理解する。

2.セグメントに関する「業績等の概要」「生産、受注及び販売の状況」及び
 「財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の作成手順を理解する。



<初級編、中級編、上級編>
 下記よりダウンロードして下さい。

問題編
「問題編のURL」

http://yosankaikei.otoku21.info/12.05.10mondai.text18.kaijikaikei.pdf

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※<メルマガ運用上の留意点>

 「開示書類作成理論が世の中に存在していないこと」
 「公正な開示書類作成実務教育を一緒に創造していくこと」
 等より、
 問題や演習についての疑問点・誤りの指摘等のご助言については
遠慮なくメールいただければ幸いです。
 また、開示実務に携わる皆様からの問題・解答の投稿も是非
よろしくお願いします。


● 今週の「開示川柳」

 最近ツイッターで経理の方や会計士の方のコメントを読んでいる。

 経理現場は、年度決算の監査対応で疲弊し、会計士も監査法人の
審査をクリアーする為に休日返上で監査業務をしているようだ。

 時々「開示川柳」をツイートする。

 「税効果 ホントに効果 あるのかな?」

 「あ〜経理 春が来ないで 梅雨明ける」

 リツイートされるところを見ると、同感に感じる
会計人が少なくないということかも知れない。

 会計人の多くはこの「決算ストレス」に苦しんでいる。

 膨大な時間とコストをかけて、開示書類を作成することは
投資家の保護に値するのだろうか?

 むしろ合理的なコスト範囲の中で、スピーディーに開示書類を
作成してほしいと思っているのではないか。

 細かいところはできるだけ簡素にし、本当に重要な点に絞って
厳格に監査をしてほしいと願っているのではないか。

 有価証券報告書の第5経理の状況では、選択した会計方針が
記載されている。

 しかし、「重要性基準」は開示されていない。

 例えば、過去の会計処理の誤りを発見した場合に、過去に遡及して、
訂正報告書を出すべきかの否かの重要性基準は、開示業務に大きな
影響を及ぼす。 むしろ個別に判断するとしたら、その基準は
投資家に開示されないことになる。恣意性が介在する可能性すら
ありうる。

 あくまで私見だが、「重要性基準」を開示すべきではないかと
考える。

「 当社は、合理的なコスト範囲内で適正な開示を確保する観点より、
 過去の誤謬について遡及修正すべきか否かの重要性基準を
 原則として、下記のように定めております。

 次に該当する場合は、原則として過年度遡及修正又は訂正報告による
遡及修正を行います。

1.当該過去の誤謬金額が税金等調整前当期純利益の●%を超え、
  かつ●百万円を超える場合
…略…
 なお、必要に応じて追加情報等で誤謬内容を開示します。」

 もし、可能であれば、経理の方と会計士の開示業務負担は大幅に
軽減されるのではないか?

(でも、反射効果として、該当した場合は
必ずやることにはなってしまうが…。)


<今週の開示川柳>


   「 重要性 基準は開示 すべきでは?」


【有価証券報告書作成演習の評価コメント例】

(例:会計コンサル会社の方のコメント)

@問題はポイントを絞った簡素なものなので解きやすかった。

A問題ごとに解説が付いているのが秀逸だと思った。
  類書がいくつかあるが、これらには十分な解説がないので。

B問題ごとに「私見」があり、これが分かりやすく参考になった。

Cそれぞれの問題のポイントを紙1枚にまとめたサマリがあればと
  感じた。

(例:経理管理者の方のコメント)

 特に感じたことは、学習の仕方として、理論を講義や本を読んで
学習するのではなく、繰り返し演習することで理解させていくと
いう方法をとられていることについては、非常に良い方法である
と感じました。

  実際、会社でもOJTが一番身に付く方法であることは明白ですし、
担当できない場合でもOJTに近い形で学習させるのが有効であると
思います。

(例:上場会社CFOの方のコメント)

「何とすごい(=実務に役立つ)練習問題だこと」


<メッセージ>

 自転車に乗れるようになるのに、
本を読んで乗れるようになった人はいないでしょう。
 反復の練習により、ある日乗れるようになったはずだと思います。
 開示業務も同じはないでしょうか。

 違う点は、開示業務は法令改正等で「自転車の型」がどんどん
変わって行く点です。

 開示書類は公表されるものなので、1箇所でも間違えることが
許されません。(訂正の防止)
 完全な理解を常に追及することが求められます。

 しかし、経理の方に本当に求められる能力は、経営者が期待する
「問題解決能力・判断力」でしょう。
従って、開示業務を他の経理スタッフへ移管し、進捗を管理する
ようになっていかなければなりません。

その為には、「共通理解のための教育基盤」が必須と考えます。

 皆さんと一緒に、新たな公正開示実務慣行を創って行ければ
と思っています。

下記の点、遠慮なくメールでご質問下さい。

 ・問題のご評価
 ・不明点
 ・改善すべき点
 ・問題のアイディア
 ・開示業務の悩み
 ・開示川柳のアイディア
 ・その他


【関連新刊書籍】

 予算キャッシュ・フロー計算書の作成過程を演習形式で解説した
新刊書籍が3月30日に出版されました。

  「予算会計」(清文社)

著者  会計士・税理士 児玉 厚・海崎雅子
価額:2,520円(税込)

「はじめに」抜粋
http://yosankaikei.otoku21.info/2012.3yosankaikei.hajimeni.seibunsya.pdf
       ↓
<上場会社のCFOからのコメント例>


  お言葉で100%同感、心に刺さりました。

1 経理に本当に求められるのは「問題解決能力・判断力」

2 経営者は「過去」ではなく、99%「将来」の方向を向いている。

 (中堅以降の「経理屋」さんは、「過去」の正確な記帳・処理
  だけの呪縛から、的確に「将来」を考える割合の多さが能力の差)

3 「経営者」「経理」「会計専門家」の「夢のトライアングル」


メルマガ「予算会計を学ぶ」で割引購入のご案内やご質問への対応・演習講座予定。
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 最後までお読みいただき、ありがとうございます。


                     公認会計士 児玉 厚
posted by 児玉厚 at 19:45 | Comment(0) | セグメント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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